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乳歯の時に注意すること(歯並びに影響する習慣)

歯並びにいい影響を及ぼすことや、反対に悪い影響が出てしまうことについて考えてみます。

その前に、以下のことをサッと目を通しておいてください。

  1. 乳歯の時の歯並びが、必ずしも大人の歯の歯並びに絶対に影響するとは限らない。
  2. ママやパパの歯並びは、子供に影響する(遺伝する)ことは多い。
  3. 乳歯の時期の口呼吸は歯並びに影響する。(鼻が詰まりやすいなどの原因で)
  4. 正しく言葉を発することが実は大切。
  5. 指しゃぶりは必ずしもすぐにやめさせなくてもいい。
  6. 子供の歯並びにパーフェクトを求めているのか、個性として受け入れられるのか、パパやママの価値観が重要。
  7. 矯正治療はいつでも(大人になってからでも)始められる。

おしゃぶり、指しゃぶりはダメなのか?

おしゃぶりや、指しゃぶりは舌やくちびる、頬などの筋肉を鍛えるにはとても効果的です。

また早期に鼻で呼吸することを学びます。鼻が詰まり気味の場合はおしゃぶりするのが難しいです。

指しゃぶりの場合は、指なので、指の骨の分、分厚いので、しゃぶり続けると、上の前歯と下の前歯の隙間が空いてきます。

市販されているおしゃぶりはそれほど、硬くないし、厚さも指ほどではありません。

指しゃぶりをしている場合、3歳以降はできるだけ「指」から「おしゃぶり」に変更するほうが咬み合わせに影響が出にくいと思います。

しかし、大人の歯に生え変わる1年位前、遅くとも4歳から5歳ごろまでには、おしゃぶりであっても、これを卒業するように、していきましょう。

指をしゃぶっていた場合は、少し隙間が上下前歯がかみ合ったときに隙間が空いているかもしれませんが、この後解説する「言葉」を正しく発音させ、鼻呼吸ができていれば、自然と閉じてくることでしょう。

言葉をしゃべり始めたら、なるべく正しく発音させていくこと

ことばを話し始め、単語、短いフレーズが使えるようになってきたら、チャンスです。

反対の咬み合わせになっている場合は特に「た」「て」「と」の発音に注意してください。

これらの音を発するときは、舌の先が上の前歯の裏側触れます。言葉を獲得し始めはうまく発音できなくとも、遊びながらでもいいので「たたたたた」とか「ととととと」など、しっかり大きく、はっきり発音させるように、してください。

舌で上の顎を広げることも期待できます。

「た」行を発音するときに、舌の先が上の前歯と下の前歯の間に見えるとき、英語の”th”の発音の時のようになっている時は、直してあげてください。

また「ぱ」行も同様に、しっかり発音させましょう。

「パパ」とはっきり音を出すには、くちびるを一度しっかり閉じなければならず、くちびるの力が必要です。

くちびるを閉じていることを確認

舌の位置が歯並びには大切です。

舌の位置が、常に下の歯の内側にあるときは、気を付けなければならないのですが、外からは確認できません。

しかし、普段何もしていないときに、ずっと口が開いている状態のときは、くちびるを閉じるようにしましょう。

すぐに口が開いてしまう場合は、鼻の空気の通りが悪いのかもしれません。

こういった場合、本来、鼻で呼吸すべきなのに、口で呼吸してしまっているのかもしれません。

気になる場合は、耳鼻科の先生に診てもらってください。

口呼吸をしている場合は、上の顎の発育が十分できずに、反対咬合になりやすかったり、乱ぐい歯になりやすかったりします。

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